デッサンや水彩画をはじめたばかりの頃は、どうしても被写体となるモデルをうまく思い通りには表現できないものです。そんな時に、デッサン力を高めるためのチャレンジとして、球体、円柱などの立方体を、リアルに立体的に描ける訓練をしてみましょう。立方体を3Dとして描くためには、影の表現を匠に操らなくてはなりません。光の当たり具合を観察しながら、影によって被写体の質感や凹凸をうまく表現することを学ぶことは、デッサンの基礎となり皆さんの画力がぐうんと伸びる底力となるでしょう。スポーツも絵画も基礎が大切であり、基礎が抜けてしまうと実力の伸びしろは狭まってしまうものです。最初から、うまく描けることが良いワケでもないはすです。1つ1つ描写の技術を学ぶことが、皆さんの上達への早道となるのではないでしょうか。また、モデルを描くための構図も大切ですが、構図に関しては両手の親指と人差し指でファインダーを作ってモデルとなる被写体を紙に収める位置を想定しましょう。額縁に収まったような被写体を紙の中に、どのくらいの大きさで、どの角度から描くことが最も魅力的であるかをとことん探ってみることです。

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