先日、大好きな詩人の作品を毛筆で清書したので、額縁に入れて飾ろうと考えたのですが、清書した半紙に合うぴったりな額がお店で見つけることができなかったので、自作することにいたしました。

専門店でオーダーメイドすれば解決するようでしたが、額縁を自作するせっかくのチャンスでもありますの、この機会を前向きに考えることにして額縁をハンドメイドすることにいたしました。

額装に関する資料を集めてみるとフランス額装というワードが数多くみつかったのですが、ハウツー本の通りに材料を揃え、手順通りに作成してみるとステキな額が出来上がりました。作品にぴったりの額縁は、相性抜群であることから壁に飾られた作品をイキイキと際立たせてくれます。

額縁は中に収められる作品を保護したり、その魅力を最大限に伝えるためのツールであるとともに、作品を主体とする形で作られる必要があるのだと改めて認識する機会ともなりました。

最近は、ファッションの世界などでは誰にでも似合う安価な既製品が大量に市場に出回っておりますが、1つの作品のために作られた1点モノの額縁が、お互いに相乗効果をもってその良さを引き出すことに、モノづくりの神髄を垣間見たような気がいたしました。

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