西洋美術作品として数多くの有名絵画作品に目をとおしておりますと、そこには「信仰」の対象とされる「キリスト教」の存在が大きくクローズアップされてきます。

西洋にて活躍した画家たちが絵画作品に着手するにあたって、作品への依頼の多くが権力や経済力をもつ富裕層であったり、おなじく当時権力や経済力などの社会的な勢力を掌握していた「教会」の存在が長い歴史のなかで大きかったとも言われています。

「神」や「信仰」の対象を美術作品のなかに表現することは、紀元前の古代エジプト時代においても発掘された様々な作品から読み取ることができるようです。

文字を認識することができない人びとに神や信仰の存在を普及するためには、壁画や彫刻などの作品をもって伝達することが必要とされていたと考えられているようです。