ヨーロッパの歴史を紐解くなかで中世美術の時代は、巨大な帝国であったローマの滅亡からはじまると言われております。古代ローマが残した各地の美術様式がキリスト文化と融合することで、中世の時代に残された美術品の数々となっているようです。ヨーロッパ諸国の独自の美術様式や文化を生んだとされる中世の時代は、それ以前より伝承されてきたビザンティン美術の様式も同時に引き継ぎながら独自の展開をみせるのだそうです。ビザンティン美術の特色としては、無数の小石や石片で描かれるモザイク壁画などが有名であるようです。ビザンティン美術は東方キリスト教美術などとも呼ばれ、教会などで数多くみられるように儀式的な側面が表現されることが多くもあったようです。